「どのくらいの頻度で投稿すればいいの?」は、ほとんどの企業がSNSについて最初に抱く疑問です。正直な答えは、多くの企業が今しているより多く、ただし続けられる以上には増やさない、です。ここでは大規模な調査で実際に何がわかったのかをプラットフォームごとに紹介し、それをどう活かすかを解説します。
結論から言うと
| プラットフォーム | データが示す目安 | 出典 |
|---|---|---|
| Instagram(フィードとリール) | 週3から5投稿。最低でも週1から2 | Buffer, 210万投稿 |
| LinkedIn(企業ページ) | 少なくとも週1回。増やすほどリーチが伸びる | LinkedIn; Buffer, 200万投稿以上 |
| TikTok | 週に数本。増やすと主に上位の動画が伸びる | Buffer, 1,140万投稿 |
| YouTube | 頻度より一貫した品質 | YouTube ヘルプ |
その理由を、以下の数字で説明します。
量より継続が大切
調査で最もはっきりしている結論は、投稿数ではありません。毎週発信し続けることが、まとめて投稿するより勝るという点です。
Bufferは10万以上のアカウントを26週間追跡しました。そのうち20週以上投稿したアカウントは、4週以下しか投稿しなかったアカウントに比べて、1投稿あたりのエンゲージメントが450%多くなりました(Buffer, 2025)。エンゲージメントは継続週数とともに約21週まで伸び、そこで頭打ちになりました。
つまり、どういうことか
1年続けられるペースは、1か月毎日投稿してその後沈黙するより価値があります。守り抜けるペースを選び、それを守り抜きましょう。
Bufferは約102,000アカウントの210万件のフィード投稿を分析しました(Buffer, 2025)。週1から2回の投稿と比べて、1投稿あたりのリーチは週3から5投稿で約12%高く、6から9投稿で18%、10投稿以上で24%高くなりました。最も大きく伸びるのは「週1から2回」から「週3から5回」への移行です。そこから先は、1投稿増やすごとの効果が小さくなります。
InstagramのトップであるAdam Mosseri氏は、唯一の正解となる数字はなく、一般に投稿を増やすほどリーチは広がるが、燃え尽きずに続けられるスケジュールを選ぶべきだと語っています。
LinkedInによる企業ページ向けのガイダンスはシンプルです。毎週投稿する企業は、コンテンツへのエンゲージメントが2倍になります(LinkedIn)。
さらに頻度を上げても効果は続きます。200万件以上のLinkedIn投稿を対象にしたBufferの調査では、週2から5回投稿するアカウントは、週1回のアカウントより1投稿あたり約1,182インプレッション多く、週6から10回では約5,001多くなりました(Buffer, 2025)。
TikTok
1,140万件のTikTok投稿を対象にしたBufferの調査では、投稿頻度を上げると1投稿あたりの再生数は増えますが、伸びるのは主に上位の動画でした。平均的な動画はほとんど変わらず、トップの動画がはるかに遠くまで届きます(Buffer, 2025)。投稿が多いほど、どれかがバズるチャンスが増えるということです。
「TikTokは公式に1日1から4投稿を推奨している」という話をよく目にします。しかし、TikTokがそう述べている箇所はどこにも見つかりませんでした。
YouTube
YouTubeは、頻度を追いかけるなと明文化している唯一のプラットフォームです。「アップロードの頻度よりも、一貫した品質のコンテンツを優先してください」。また、視聴者に響かないコンテンツを頻繁に公開すると、長期的にチャンネルのパフォーマンスに影響する可能性があるとも注意しています(YouTube Help)。
他のブランドは実際どのくらい投稿しているか
参考までに、2,100ブランドを対象にしたRival IQの2025年ベンチマークによると、ブランドの投稿数の中央値はInstagramで週約4.5回、Facebookで4.2回、Xで2.2回、TikTokで2回でした(Rival IQ, 2025)。同じレポートでは、1投稿あたりのエンゲージメントが前年からすべてのプラットフォームで低下したこと、そして最も多く投稿したブランドが最もエンゲージメントが高いわけではなかったことも示されています。成果の高い業界の中には、中央値より投稿が少ないところもありました。
これは矛盾ではありません。1つのアカウントの中では、投稿を増やすほど人に届くチャンスが増えます。ブランド同士を比べると、量より何を投稿するかが重要になるのです。
投稿する時間帯は重要?
多少は重要です。約20億件のエンゲージメントを分析したSprout Socialによると、全体として最も強いのは火曜日と水曜日の午前遅めから午後にかけてでした(Sprout Social, 2026)。ただし調査によってピークの時間帯は異なり、あなたのアカウントにとってのベストタイムはあなたのフォロワーがオンラインの時間です。一般的な表より、自社のアナリティクスのほうが確かです。
正しい投稿数とは、品質を落とさずに毎週出し続けられる最大の数です。
自社のペースの決め方
- 理想からではなく、続けられることから始める。 1年続く控えめなペースは、1か月で終わる野心的なペースに勝ります。
- 2つか3つのチャネルを選ぶ。 あらゆる場所で手薄になるより、顧客が実際にいる場所に絞りましょう。
- 最も効果の大きい一歩を目指す。 Instagramなら週1から2回を週3から5回に、LinkedInなら少なくとも週1回に。
- 1か月単位で計画する。 忙しい週が、発信が止まる週にならないように。
- 毎月自社の数字を確認し、 フォロワーの動きに合わせてペースと時間帯を調整する。
Groseliaの取り組み方
Groseliaでは、投稿ペースはサイクルごとにお客様と合意するプランの一部です。どのチャネルで、どのくらいの頻度で、いつ投稿するかを、オーディエンスに合わせ、お客様のアカウントのエンゲージメントデータをもとに決めます。そのうえで私たちのチームがコンテンツを制作し、スケジュールどおりに投稿するので、お客様が忙しい週でもアカウントの発信が途絶えることはありません。

